WORLD CHAMPIONSHIP 2026 🥇
世界選手権、優勝することができました。
振り返ると、ここ数年は大きな大会で決勝まで進みながら、最後の一つをなかなか掴むことができませんでした。
2022年 全日本マスター 準優勝
2023年 アジア選手権 準優勝
2024年 世界選手権 準優勝
2025年 世界選手権 準優勝
しかも毎年、決勝までに優勝候補と言われる強い選手に勝ち、周りからも「今回は優勝できる」と言ってもらいながら、決勝戦で負ける。
2023年には、決勝戦で相手の反則行為を自分の反則と判断されて敗れ、後日映像を確認して抗議しましたが結果は覆りませんでした。
もちろん悔しかった。
でも今振り返ると、判定だけではなく、自分自身にもずっと課題があったように思います。
決勝までの試合で気持ちも身体も使い切ってしまう。
強い相手に勝ったことで、どこか燃え尽きてしまう。
疲労や怪我を抱えた状態で決勝を迎える。
そして決勝になると、
「ここまで来たんだから勝たなきゃ」
「今度こそ優勝しなきゃ」
自分でも気づかないうちに、たくさんのものを背負っていたのかもしれません。
2026年。
今年最初の大会が、この世界選手権でした。
試合が近づくにつれて、やっぱり今年も緊張して、
「勝たなきゃ」
「結果を出さなきゃ」
そんな気持ちが強くなっていました。
でも試合前に自分の気持ちを整理していく中で、一つの考えに辿り着きました。
「もう、誰かに何かを証明しなくていい。」
そして、
「勝っても材料。負けても材料。」
今年はこれを来年に向けた1試合目だと思って、結果だけを求めるのではなく、
「学びに行こう。」
そう思えた瞬間、気持ちがすごく軽くなりました。
もちろん勝ちたい。
だから全力で勝ちにいく。
でも、勝つことだけでこの挑戦の価値を決めなくていい。
そう思ってマットに上がり、今年は最後の決勝戦を勝ち切ることができました。
世界選手権 優勝。
4年間、あと一つ届かなかった場所に、ようやく立つことができました。
そして優勝した夜。
興奮して一睡もできず、2022年からのことをずっと思い返していました。
そこで気づいたことがあります。
今回の優勝は、過去4年間の準優勝を「取り返した」ものではない。
あの4年間があったからこそ、今回の優勝があった。
悔しかった試合も、納得できなかった試合も、決勝で力を出し切れなかった経験も、全部が材料になっていました。
勝っても材料。負けても材料。
この言葉を今回初めて意識しましたが、振り返れば自分は4年間、それを繰り返してきたのかもしれません。
そして何より、何度決勝で負けても、挑戦をやめなくて良かった。
いつも一緒に練習してくれる仲間、道場の子供たち、家族、応援してくれる皆さん。
みんなが自分のことのように喜んでくれたことが、本当に嬉しかったです。
この金メダルは、自分一人では絶対に取れませんでした。
本当にありがとうございます。
今回の優勝をゴールにはせず、またここから。
これからも勝ったり負けたりしながら、たくさん挑戦して、たくさん学んで、その経験を道場のみんなにも還元していきたいと思います。
証明するためではなく、成長するために挑戦する。
2026年、ここからまたスタートします。
応援していただいた皆さん、本当にありがとうございました。